![豚皮凍 tún pí dòng [豚皮の煮こごり]](https://w-foods.com/wp-content/uploads/2012/03/P1200744wp-800x300.jpg)
豚皮凍 tún pí dòng [豚皮の煮こごり]
豚皮tunpiは豚の皮、凍dongは氷のように透き通った塊を表すと思えばよいでしょうか?豚皮を煮込むことでゼラチン質をタップリとだし、冷やし固めたゼリー寄せのことです。
前菜としてサラダのように食べたり、唐辛子などと和えたりするほか、熱を加えると再びスープ状になる性質を利用して小籠包の具に混ぜたりします。
豚肉の皮のこりこりとした食感とフルフルゼリーのうまみを楽しめるコラーゲンたっぷりの美容食であり、つまみにもよいおかずです。
中国では肉を購入する時、かたまり肉で購入するのが普通のようです。
日本のように部位ごとにスライスされていたりミンチにされておらず、
買ってきた塊を自分で料理に合わせてカットしていきます。
豚肉の塊に皮がついているのも至ってフツーなんだそうです。
皮と肉を切断した後、皮も捨てることなくこういう料理にされます。
家庭料理でもありますし、食堂の前菜のメニューにもあります。
しかし私がこれを食べたのはアモイの土筍凍専門店です。
土筍凍というのはスジホシムシという海の生物を煮込んで煮こごりにしたもので、味つけは全く違いますが、豚皮凍と作り方がそっくりです。
つまりアモイの人ってフルフルが好きなのかなぁ?と思った。
そのまま食べるもよし、刻んで饅頭に入れて蒸せばスープがジュワです。
豚肉のコリコリとした食感と挽肉あんを混ぜたら食感も楽しくなりますね。
こういう料理をみるとつくづく日本は肉食の歴史が浅いことを感じます。
最近やたらにテレビでコラーゲンスープと大騒ぎしてますが、
「そんなもん、とっくに日常的に食べてるわ!」って感じでありましょう。
肉の扱いや油の使い方はまだまだ日本はお子様なんすかね。
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