我々がメキシコ料理と言われて最初に思い浮かべるのはタコスではないだろうか?
トウモロコシを原料にしたクレープ状の薄焼きパン、トルティージャに牛肉、豚肉など、様々な具を載せサルサ(ソース)で頂く軽食。屋台での立ち食いからテイクアウト、さらに専門店まであり、メキシコ中至る所で食べられる他、メキシコ系移民の多いアメリカでもポピュラーな料理だ。
メキシコの国民食。日本でもメキシコ料理屋に行けば食べられる。
タコス専門店に入ると何十種類もバリエーションがあり、スペイン語で肉の部位を憶えておかないと注文に四苦八苦します。
獣の種類だけでなく、肉の部位まで細かく分かれているため、毎回違う部位を注文して楽しむのもいいです。
今のところお気に入りはCABEZAと SUADERO。
CABEZAとは豚の頭の部分の肉のことで、歯切れがよく、甘い脂身を食べているような味わいでした。suaderoは牛肉の胸の部分らしい。
ご飯がいまいちだったお隣のベリーズからメキシコにり、一人で大感激してましたうま~♪
Gringa(gringo)は、中米ではアメリカ人という意味をしている。
1970年代初頭に二人の外国人女性が白い小麦粉で作ったトルティージャを使ったタコスをオーダーしたことから出来た物だそう。
レストランでは、具とタコスとソースが別々に盛られて出てきて、手巻き寿司の様に自分で包みながら食べたれたり、観光スポットの屋台などではALAMBREと呼ばれる肉とタマネギの細切り炒めを具にしたタコスがよくあります。
さらにcon papas fritasはフライドポテト入り。これだけでお腹一杯!
変わったところでは内臓類、砂肝higados、牛の舌Lenga devaca、ハチノスPANCITA、コブクロMATAIZもタコスにして食べるそうです。
con CHORIZO チョリソー入りなんてのもございます。
ところで豚肉のタコスは普通のレストランではなかなか食べられず、専門屋台などに行かないとお目にかかれません。
豚肉タコスを出すお店は看板に大きな豚の絵があったりします。
見つけたら是非是非トライしてみて。
いったん茹でたり蒸したりして余計な油が落ちている豚肉は、余計な味つけをしなくても豚のうまみと甘みが口の中にじゅわ~っ♪
[豚肉タコスの部位種類]
マシサ Masiza: 一般的に肉の塊の部分
コスティージャ Costilla:スペアリブ(油が落ちてホロホロに崩れる)
クエロ Cuero: 皮の部分。外はねっとり、歯触りはこりこりしている
トロンパ Trompa: 顔前面の部分、脂肪分いっぱい
ブチェ Buche: ぷりぷりプリン体
ナナ Nana : 腸の部分
イガド Higado : 肝臓
スルティード Surtido : 盛り合わせ
タコス屋に入る前に予め部位をメモして望むとより楽しめます。
屋台やタコス屋で一枚8ペソくらいからで、レストランでは複数枚セットになっていることが多いです。
左から:コスティージャ(スペアリブ)、クエロ(皮の肉)、サルサ各種
Carnitas Merchant
プラヤデルカルメンのAv Juarez沿い。
旧バスターミナルから3ブロックほど北西にある。壁のメニューには牛肉タコスも書いてあるが基本的に豚専門店。タコスはどの部位でも1枚10ペソで、ひと皿4枚から注文可能。
肉はキロ単位で量り売りしており、自宅用にテイクアウトもできる。
プラヤデルカルメンはビーチ沿いにタコス屋台もでますが、豚は一種類くらいなので、人数が多いといろいろ頼めて楽しいかも。