マカオの軽食麺で定番となっていてガイドブックでも必ず紹介されている麺。
小麦粉ベースの生地を竹を使って伸ばした竹昇麺と呼ばれる細くて弾力のある麺を使っているところが特徴。ビーフンと富士宮焼きそばを足して2で割ったような食感で、麺料理とは思えないくらい歯ごたえが残る。
その麺に海老の卵を振りかけたシンプルな一品です。
念のため富士宮焼きそばについて補足すると、この焼きそばは普通の焼きそばと違い、
麺を茹でずに蒸して仕上げたモノを使います。
その為、水分が少なく、独特の歯ごたえが残るのです。(ゴムみたいと言う人もいる)
このマカオの竹昇麺も蒸し麺なので、しこしこした歯ごたえがでるのですね。
海老の卵は、粒がたらこくらい細かい上に火が通っているので、
食感を楽しむというよりも、海老のうまみと香りを楽しむふりかけ。
麺に絡めて食べるだけのシンプルさながら、後を引く。
海老卵のふりかけの素朴なうまみとしこしこした麺の食感が不思議で・・・。
気が付いたら食べ終わってしまい、1杯では物足りないと感じるかも。
写真は麺に加えて青菜炒めを追加して貰いました。
物足りない場合は、揚げワンタンなどを一緒に頼むと、
味も食感も変わってさらに美味しいでしょう。
竹昇麺は今手延べ?というか手製の麺を出す店は少なく、
逆にその希少性から手製の麺を出す店は人気店になっているようだ。
マカオ発で香港にも出す店もある。
これは日本で再現するのはなかなか難しいので、是非、現地で食べてみて。
くせになる味です。
祥記麺家
マカオの中心観光地セナド広場から徒歩5分。福隆新街にある。
周りはおみやげ物屋や海鮮料理や等が連なり、中国人観光客でにぎわっています。