ポルトガルにあるジェロニモ修道院が起源の伝統菓子パステイス・デ・ナタを独自にアレンジしてマカオに広がったお菓子。
パイ生地に濃厚なクリームを加えた焼き菓子で、焼きたての熱々を食べると、パイ生地のバターがとろけたところに卵たっぷりプリンの様な濃厚なクリームがマッチして、とろけるような美味しさ。
超高カロリーですが、1つ食べると、もう一個食べたい衝動に駆られること請け合いです。でも食べ過ぎなのよね。それは。
素朴なんだけどほっこりするおやつ。
ポルトガル発祥ということで、アジアへは元ポルトガル領マカオから広がった。
冒頭の写真は、マカオでの火付け役となった老舗カフェ:マーガレットカフェ エ ナタのエッグタルト。
テイクアウトの他、店頭でお茶を飲みながらタルトをつまむ女性で一杯のお店。
(ちなみにエッグタルト発祥のお店はコロアンのロード・ストウズ・カフェ Lord Stow’s Cafe)
ポルトガル→マカオと流れた物は香港にも行き、定番となっていて、
パン屋さんや飲茶屋など、あちこちで食すことができます。
一時期日本でも流行りましたが、日本は一過性のブームで終わるので、
すぐに食べられるところが減るのがちょっと納得いきません。
香港では路面店のパン屋さんで一個だけ買い、食べ歩きもできます。
香港の飲茶屋などで食べれるタイプは、パイではなくタルト生地で甘めで固まったカスタードが乗っています。見た目も味も別物です。
大きさも小振りな物が上品にお皿で出てくることが多い。
反してマカオの老舗カフェや路面店で食べられるタルトは、温かいままで食べることを前提としていて、甘さは抑えめです。
つまり甘みが弱い分冷たくなると物足りなく感じます。
路面店でも保温ケースで売られているのはその為なのですね。
持ち帰りするならオーブンで温めたいところです。
旅先で温めて食べるのは無理だし、日本に持ち帰りづらいし、いっそのこと手作りもありです。