大閘蟹とは上海蟹(上海蟹は通称で正しくはモズクガニ)のこと。10月~11月の上海蟹の旬の季節になると、中国、香港では、凧糸でがんじがらめに縛られた生きた上海蟹の姿を目にする(偽物も多いらしい)。生鮮市場やスーパーのみならず、駅ビルの雑貨屋の店頭に並んでたりするからびっくりだ。
甲羅の大きさが7センチくらいと、日本でよく食べられる蟹に比べて小ぶりな割にその味は濃厚で、シンプルに蒸し蟹で味わうのが一般的。
美味しいけど食べるのがめんどくさい蟹。
上海がには雌、雄で旬の時期が若干異なります。
雌を味わうなら9月~10月頃。なぜならこの時期は、雌は散乱を控えて卵をぎっしり抱えている。その産卵前の雌を取って食べちゃうんだから人間もむごいです(笑)(友人は、雌を食べたいなら9月に来いと言われたそうな。)
雄は、その後の11月頃。このころには身や蟹ミソに脂がのってこってり濃厚になるそうで。
つまり、秋から初冬にかけてが上海蟹の旬であります。
日本でもこの時期上海料理レストランはこぞって蟹をPRしてます。本場上海で食べてもよし、香港の上海レストランで食べてもよし。蟹づくしコースにすれば、シェフの手によってほぐされた蟹の身がたっぷり入ったスープや炒飯など、これでもかって蟹づくしで、もう、笑いが止まりません♪。
個人的にはたっぷりの蟹ミソいりの焼きそばやおこわが蒸し蟹より好みだったりします。
さあ、今が旬ですよ~!
滬江飯店
住所: 九龍尖沙咀彌敦道27号良士大廈地庫 tel: 2366-7244
九龍半島の突端、沙咀彌にある上海料理店。上海蟹のセットメニューは一人から注文OKなのが嬉しい。
一人旅でこんなもの食べられるとは思ってなかったのだ。
銅鑼灣にも支店有り。(→絶品の蟹味噌おこわ♪)