グジャラート州はパキスタンとも国境を接するインド西部の耳のように出っ張ったサウラーシュトラ半島とその付近にあります。この州の食べ物は基本的にベジタリアン料理。つまりグジャラーティーターリーはベジタリアンミールです。
西インドの味つけは北ほどこってりしておらずあっさりした味つけで、辛さも控えめ。加えて、グジャラートの料理は砂糖を加えた甘めの味つけが特徴的。
インドってやっぱり広いよなぁってしみじみする味です。
グジャラート州風のカレーセット。
グジャラーティーターリーの特筆すべき特徴はその品数の多さ。ステンレス製の大きなお盆の縁にカレー用の小さな器が並べられると、カレーやご飯の入った器を持ったウェイターががわらわらとやってきます。
野菜や豆のカレー、ご飯、ロティにパパド、たくさんのチャトニー。ええ?ダヒワラとデザート(激甘ラスマライ)はさらに別盛り!?カレーだけで10種類近く、さらにデザートも付け合せも何種類もある。
西インドは主食に米もパン(ロティ)も食べるので、勿論これも両方です。しかもロティも1種類だけじゃ終わらないのです。プレーンにバターに・・・。
「野菜と豆の甘みもほどよくて美味いなぁ」なんてゆっくり味わってると・・・器を持ったにーさんに囲まれてしまう。
小皿のカレーをご飯にかけたところで、また足されるんですね。
日本の食べ放題はセルフサービスだけど、インドの食べ放題は
わんこそばのように次々とやってくる兄さんとの戦いが待っています。
「これはもっとほしい!」「これはいらない」と素早く意志を伝えるべし!
西インドもベジタリアンが多いので、グジャラートスタイルターリーはムンバイでも人気。
最近は北インドのデリーなどにも進出しているようですよ。
ちなみにグジャラート州はドライエリア(禁酒州)でもあります。
イスラム教国のパキスタンでさえ高いお金を払えばお酒が飲めるのに、グジャラートは徹底してだめ。
「あるわけないでしょ?グジャラートだよ?!」
はい、スイマセン・・・。
カレーは辛さがきつくなく、油も控えめ。甘めの味つけで食べやすい。
肉や魚は余り食べないのでノンベジレストランが少ない。
お酒は飲めない。(ほんっとに見事に売ってない)
そして、ジャイナ教の寺院など、素晴らしい見所も満載なのになぜか観光客が少ない。
観光客が少ないので観光客ズレしていなくて親切な人が多い。
グジャラートって身も心も浄化するのに良いところです。(あ、ターリーの話からそれてしまったな)
Bhoj restaurant
Opp. SFS School, Jolna Rd. Aurangabad
ラジャスタンのマルワリ地方の料理や南インド料理、パンジャビ料理を出すお店だが、最も人気なのがグジャラート風ターリー。
ほとんどのお客さんがターリーを注文している。
店の雰囲気もよく、スタッフの愛想もよくてオススメ。