インドネシア

アチェ・カリ ache kari [アチェ風カレー]

アチェ・カリー
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アチェacheはスマトラ島の北端の州の名前、カリkariはおなじみのスパイス煮込みカレーです。
魚(写真はカツオ)をズッキーニ、ジャガイモ、人参などの野菜などのタップリの野菜と共に煮込んだターメリックたっぷりのココナッツカレーで、他に八角、カルダモンのスパイスが使われています。
唐辛子の辛みはほとんどなく、魚のダシが溶け込んだマイルドな味わいは和にも通ずるところがあり、日本人にはなじみやすい味つけ。ご飯にかければいくらでも食べられますよ。

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アチェのお母さんが作ったカレー

インドネシアのアチェ州はスマトラ島の北端にあります。
マラッカ海峡の入口にも位置するため、アラブ人、インド人、中国人の入植が多く、
それらの民族の食文化が混ざり合っています。
 
スマトラ島全体でスパイスよく使い、魚料理などは唐辛子タップリで辛目の味つけですが、
野菜を使う料理はココナッツミルクでマイルドに仕上げてあることが多く、
カレーも唐辛子はほとんどはいってなくて、とても食べやすい。
また、煮込み料理には八角やターメリックがよく使われていました。
 
南インドやスリランカあたりのカレーにスープの味わいは似ていますが、
インドの場合は、魚だったら魚だけ、肉だったら肉だけをスパイス煮にするので、
このように野菜がタップリはいっていることはほとんどありません。
 
うまみの元でもあるダシは魚だし、日本のカレーの定番のジャガイモも入っているので、
日本人にはなんかとても懐かしく感じるような味わいです。
スパイスの香りも鮮やかで、常夏の地でも食欲がわくこと請け合いです。