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マンドゥ 만두 [韓国風肉まん・餃子]

マンドゥ 만두 [韓国風肉まん・餃子]
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マンドゥは、韓国では餃子や肉まんを総称していう言葉です。調理法、名前共に中国から伝わりました。韓国でもとてもポピュラーな食べ物で、屋台や中華料理屋、粉食(プンシク)とよばれる軽食堂で気軽に食べられます。焼いたり、蒸したり、揚げたり、スープに入れたりと、食べ方も同じです。
写真は肉まんタイプのワンマンドゥ。皮まで手作りのこだわりのお店が多く、大きなせいろを見かけると、ついふらりと立ち寄ってしまいます。

マンドゥ 肉まんマンドゥ 肉まん

韓国の肉まん、小さいのも大きいのも。

マンドゥ 皿ごとマンドゥ 皿ごと

朝鮮時代中期以前に中国から入ってきたマンドゥは、冬や年頭に食べる季節料理でもあります。
平安道などの北部地方では「福を包んで食べる」という意味を込め、お正月にマンドゥクッ(餃子スープ)をよく食べるそうです。
 
中国でも大晦日に家族総出で餃子を作って食べるので、風習そのものと一緒に入ってきたのかもしれません。

マンドゥを包むマンドゥを包む

日本では、餃子は日常食で季節性など感じたことはありませんが、ほかほかの肉まんは冬季になるとスーパーにずらりと並び、肉まんの方はやっぱり冬の風物詩の一つに近い気がします。
(今はコンビニでも年中売ってますけど、昔は冬しかなかったし。)
 
韓国のマンドゥで一般的にイメージされるのはチンマンドゥ。
いわゆる蒸し餃子で、円形の器にのせ蒸してつくります。

店が狭いので仕込んだマンドゥを外でストック店が狭いので仕込んだマンドゥを外でストック

クンマンドゥは焼き餃子。たっぷりの油でカリカリに揚げてあり、焼き餃子というより揚げ餃子です。
水餃子はムルマンドゥ。スープに入れればマンドゥクッ。
肉まんタイプは、ワンマンドゥです。
 
マンドゥの中に入れられる具材は店によって様々で、基本は肉と野菜。肉は豚だったり牛だったり合い挽きだったりする。

マンドゥクッマンドゥクッ

さらには豆腐やキムチが入っている物もあるのがびっくり。
韓国なのでキムチは想像できるけど、と、豆腐?
 
写真の肉まんタイプのマンドゥの具は豚肉と韮など。
日本の肉まんは中華街でもコンビニでも醤油味が濃いですが、サッパリした塩系の味で何個でもぱくぱく食べたくなりました。
中国の食ってアジアを席巻してるなぁとつくづく思います。

マンドゥのレシピ リンク