スンドゥプとは、温めた豆乳ににがりを加えただけで固めないふわふわの豆腐のこと。日本で言うおぼろ豆腐のことを指します。このスンドゥプをチゲ(一般に一人用の小さな鍋料理)にしたものをスンドゥプ・チゲもしくはスンドゥプと言います。
できたてで味が濃厚なふわふわの豆腐が真っ赤なスープの中でぐらぐら踊る。ニンニクと唐辛子もたっぷり入っていて、これぞ韓国の鍋!という味。
熱さと辛さで汗と涙にまみれながら必死で食べてしまう料理。
豆腐の濃厚なスープ。
日本でもスンドゥプはもはやポピュラーなので、レトルトのスープの素などがスーパーで簡単に手に入ります。
これらは日本人向けで辛さがマイルドで食べやすい気がする。
主役は豆腐なのでケチらずちょっとよい豆腐を使いたい。
また、アサリなどの貝の他に豚の挽肉が入っていることも多く、貝と肉からでたエキスとニンニクの組み合わせがかなりキョーレツ。
においが気になる人はお昼に食べるのは躊躇しそうですが、私はきっぱりうまさに負けます。冬なんて得にそう!
辛い物が苦手なひとにはもったいないです。真ん中にぼとんと落とされた半熟卵を崩すと、気持ち辛さが和らぎますが。
一口すすって、ご飯をかきこみ、また一口すすって・・・「ええいめんどくさい!ご飯ぶちこんじゃえ~!」と最後にはご飯を鍋に投入しちゃいます。
安い材料で栄養満点の庶民のスタミナ食で美容食です。
どろりと濃厚なスープが石鍋でぐらぐらと踊っているので、勢いづいて食べると必ず口の中を火傷しますのでご注意を。
辛いのが苦手な場合は、辛くないスンドゥプもあります。ハヤン・スンドゥプ。白いおぼろ豆腐。
シンプルにスープにスンドゥプがふよふよしており、味の濃いおかずの付け合せに出てくることも。