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セウ새우はエビ。ミンムル민물がつくと淡水エビ、つまり川エビになります。その川エビをチゲ찌개にしたのがこの料理。
しかも居酒屋で唐揚げになって出てくるようなちっちゃい川エビ。そのエビのうまみを余すところまで吸い尽くすために行き着いたのが鍋だったのでありましょう。
ピリピリした刺激に汗をかきつつも、一滴残らずスープを飲み干してしまう味わい深い鍋です。
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川エビで鍋するんだ。
この川えびチゲ。実はダシにはエビしか使われておりません。
川エビは海のエビよりもアミノ酸が多く、昆布などを加えなくても味わい深くさっぱりしたスープになるそうです。
さらに鍋に大量に投入された野菜から溶け出した甘味が加わり、うまーいんだけどピリピリ辛くって、ぐつぐつ煮えてるから熱くって、スープをどんどん飲み干したいのに、飲み干せずに格闘してしまう。
口の中で大根をハフハフと踊らせ、汗をだらだら流しながら必死に食べてしまうのでありました。
川エビは韓国の内陸部忠清道の名産品の一つ。
キジやウサギを食べるのは山の土地として想定の範囲内ですが、川エビが鍋の主役になってしまうのは面白い。
そして、付け合わせのおかずも山の土地らしく、山菜が並びます。
このスープに鱈などを投入してメウンタンにしたものもありますが、あえて具が野菜だけというのが海から遠い内陸の調理法な気がします。
私は忠清道の温泉地水安堡で食べましたが、全羅北道の方でも食べられるという情報もあり。今度行くことがあったら探してみたいです。
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