バンダッカがオクラ、テルダーラが油炒めを表すシンハラ語。たっぷりのオクラをターメリックなどのスパイスと共に炒めた一品。日本ではオクラは余りやすくないので、贅沢に感じますね。
ジャガイモのテルダーラと同じく、タマネギを炒めた上でターメリックなどのスパイスとウンバラカダ(モルジブフィッシュ)を加えてあります。スパイスの代りに醤油を使ったら和食みたいです。
オクラの炒め物。スパイシー。
スリランカの食卓の基本は、大皿に盛られたご飯を中心に数種類のカレーを用意して、各自取り分けて食べます。
写真の食卓は見ての通り野菜が中心です。
■パリップ:レンズ豆のココナッツ煮込み
■バンダッカ・テルダーラ:オクラのスパイス炒め
■ワッタッカ・ウィナンジャナヤ:カボチャのカレー
■バト(ご飯)とパパダム:豆せんべい
煮込みと炒め物にご飯という組み合わせでバランスがよさげ。
しかし、いくら料理によってスパイスの使い方が違うと言っても、基本的にスパイス炒めにスパイス煮込みなので、毎日美味しいご飯で幸せなんだけど・・・飽きてきます。
野菜を茹でて塩胡椒しただけの温野菜サラダとか出てくるとほっとするんですよ。(野菜自体が超甘くて美味い)味は毎日変化しているのに変化しているように感じないのは、基本的に煮込みが多くてさっぱりなことと、今時の日本人は和食、洋食、中華、エスニックと、全く味の異なる料理を日常的に食べているからでしょう。
ただ基本的にスリランカの料理は、北インドのこってりしたカレーと違い、
魚のスパイスとココナッツミルクを使ったマイルドな煮込み料理が多く日本人の口に合います。
ただ、毎日食べ続けるのは飽きがくる。贅沢な悩みです。