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ダル 豆のカレー

ダル dal [豆カレー]

ダルカレーとナンダルdalは豆のこと。挽き割り豆を煮てスパイスで味つけした豆のカレーで、インドでは欠かせない家庭料理の一つ。食卓にあがる頻度が高いのでインドのみそ汁などと例える人がいるくらい。乾燥豆の7割以上はダルとして消費されるとか。使われるのはヒラマメ、ひよこ豆、ウラド豆、緑豆、キマメなどです。
スパイスがきつくなく、豆の味が味わえる素朴な料理で、特別なうまさはありませんが、逆に飽きが来ないので毎日食べ続けられる所以でしょう。
腹持ちが良く、栄養があり、毎日の活力源といったところ。

ダル 豆のカレー
ターリー インドの定食
ベジタリアンターリー メインはダルとサブジ
北インドのターリー。
ミールス
南インドのミールス。
ご飯にダルがかかっている。

インドで米を食べるときは大抵スープ系の料理が並びます。
米がパラパラのバスマティライスなので水分を多めに含んだ料理を
ご飯に混ぜて、ほかのおかずと共に食べるのが一般的です。
だからダルはターリーやミールスと呼ばれるインドの定食には
必ず添えられています。
 
また、インドでは豆を使った料理が定番中の定番で、
特にベジタリアンは肉や魚の代わりの大事なタンパク源です。
 
ダルカレーは冒頭の写真のように豆の形がなくなるほどに
とろとろに煮込まれたものから、豆の食感を残したモノまで様々。
また、豆とスパイスだけの真っ黄色いカレーだけでなく、
トマトを加えて、少し赤身を帯びたものもあります。
豆だけのものに比べると少し酸味が入り、さらに唐辛子を効かせると、
味のアクセントがあって、豆だけのモノよりも私は好み。
しかし、知人は豆の素朴な味が好きというので人それぞれでしょう。
 
ちなみにダルには、「豆そのもの」「挽き割り豆」「豆を煮込んだもの」
と、3つの意味が全部含まれます。
このサイトでも「挽き割りなんとか豆」という言葉をよく使いますが、
乾燥した豆を料理に使うには水に浸けて戻したり時間がかかるので、
加工するのです。
 
豆は要するに種なので、水に浸けると発芽します。
水を含んで発芽の準備を始めた豆を割って乾燥させた物が挽き割り豆。
この状態の豆は煮えやすく、そのまま料理に使える利点がありますが、
皮と一緒に胚芽もとってしまうので、栄養価が下がってもったいない。
 
しかし、胚芽がないと虫やカビが付きにくく保存が利くし、皮がないので煮込んでもアクも出ない。
栄養価が下がることより、それ以外の利点の方が大きいので挽き割り豆の方が人気なのですね。
 
好む、好まざるに限らず、インドに行ったら絶対に口にする料理です。
日本の定食にみそ汁が添えられるように、インドの定食にはダルが添えられます。
是非、味わってみてください。
 

【豆いろいろ。ただし大豆は料理用より油用になる。】
 

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