ムーングダルは緑豆のこと。皮をむいた挽き割りマメを油でカリカリに揚げて塩を振ったスナック菓子。その名も「ムーングダル」。豆の名前そのまんま。
スパイシーな味つけのスナック菓子が定番のインドで、塩のみの味つけなので、スパイスに慣れない日本人でも口にもバッチリ合います。豆のスナックなので腹持ちもよいため、移動時の非常食として食べるのもいいですし、酒のつまみにもちょうどよいです。
職場へのばらまき土産にも一押しですよ!
インドに行ったら絶対に買う。止まらないお菓子!
日本では緑豆はもやしの材料ですが、インド周辺国では最も一般的な食べ方はターメリックなどと煮たスパイス煮であり、家庭の食卓に頻繁にあがる安価で栄養価の高いメニューです。
緑豆だけでなくて、レンズ豆とかいろんな豆をスープにします。
その豆を手軽に食べられるようにしたおやつがこれです。
手作り菓子を販売しているお菓子屋さんで揚げたてを量り売りしてます。
私がインドを訪れた数年前では100グラムで10ルピー程度でした。
現在は物価が上がっているのでもっと高くなっているかもしれません。
また、菓子屋の手作り品だけでなく、大手メーカーの工場生産ものも多い。
一番有名なのはハルディーラム社製のもので、パッケージも綺麗。
一袋に30g程度が入った小袋などは土産物に配るのにもよいです。
お隣のネパールでもハルディーラムが菓子コーナーを席巻してますが、よーく探すとネパールのメーカーもパクって(?)販売してます。
味は豆を揚げて塩味をつけてるだけなので全く同じですが、袋がぱんぱんにふくれている割にはたったの22gしか入っておらず、ポテチみたいに破損を心配する必要はないのだからもっと入れて欲しい。
(現地人の買いやすい価格にするためでしょうけど。10ルピーです。)
また、外国の航空会社のつまみの定番はピーナツですが、タイ国際航空でムーングダル入りミックスナッツが出てきました。
なんだかだんだんといろんなとこに広がってきたようです。
日本では安価な食材として人気の緑豆が中国の物価上昇で高騰し、日本企業がバングラディッシュの農家と買い取り交渉してましたけど、もやしもいいけど、ムングダルにして売り出さないかな~。
豆買ってきて自分で揚げればいいんですけどね。
ちなみにハルディラムのナッツ類やサモサ(サモサの形をしたスナック)はスパイスの味が強烈で味の好みは激しく別れると思います。
ムーングダル以外に比較的食べやすいのはアールバジャー。
ジャガイモを使ったベビースターみたいな感じです。
ムーングダルは日本の年寄りにもウケがいいし、一番のオススメ。
友達に「インド土産って何かえばいい~?」って聞かれる度に必ずこれを薦めます。