タジャリンtallarinというのは一般的に平打ちパスタタリアッテレのことですが、ちょっと太めのスパゲティ麺を使ってあり、鶏肉polloのトマト煮込みソースがかかっている。当然ながら、ただのトマトソースではなく、アヒ(唐辛子)のぴりっとした味が加わっている。トマトソースパスタに最初からタバスコがかかっているような感じ。
チファ(中華)の店だと全く同じ料理名で焼きそばだったりするので要注意。メニューと周りの人の皿を比べながら注文すべし!
ボリューム満点の鶏肉パスタ
じっくり煮込んだ鶏肉がどっかり乗っていてボリューム満点。
ソースはタマネギ、トマト、唐辛子のシンプルでさっぱりしていて外国人も抵抗なく食べられる。
これは仕方がないことなのですが、高地ではお湯の沸点が低いので麺は日本で食べるようにアルデンテって言うわけにはいかない。
お湯の温度が低いと芯がなくなる頃にはぶよぶよになる。アンデスではその辺りを心得て麺料理を食べるべきです。炒め麺ならまだ柔らかくてもそれほど抵抗がないかも。
クスコの市場で売られている麺は半生麺が主流でした。乾麺を使うよりは半生の方が美味しくゆであがるのかも。
そしてこのタリアッテレは中華食堂でもしばしば使われるので、中華風の味つけのパスタはなんだか違和感あったりします。
今回は通りすがりの大衆食堂のランチ。野菜スープとメイン+うすーいオレンジジュース付きで2ソレス。スープがなみなみと注がれるのでこれを飲むだけで水っぱらでお腹一杯。
スープはくず野菜や残り野菜を全部入れたと思われる。
カボチャ、ジャガイモ、チーニョ(乾燥ジャガイモ)、セロリ、空豆、トマト、にんじん、タマネギ、コリアンダー、牛肉・・・と考えられないくらい具だくさんだった。
メニューにあったアロズ(ご飯)・・・入ってたかなぁ?
ペルーの大衆食堂のランチは日本と同じく、大量に作って安く提供していてスープもおかずも若干ぬるめですが、煮詰まったスープが出るよりはましかも。
観光客向けのレストランのコースだと熱々で出てきますが、値段が何倍もします。
お袋の味的な料理を安く食べたい場合はコミーダでどうぞ。
DON JUANITO ドン・フアニト
Jr. Theodoro Valcarcel , Puno , Peru
ホテルインペリアルの並び。雑貨やのとなりにある大衆食堂。店が開いているときだけホワイトボードに書かれたメニューがかかっている。
店の看板はありません。スープとメインのランチセットが2ソレスと格安。ランチタイムが終わるとメニューの数が5種類くらいに増えて値段もちょっと上がります。