カシミールkashmirはインド北西のパキスタンとの国境にある地方のこと。コフタkoftaは挽肉や豆、野菜をすり下ろし団子状にして油で揚げたもので、このコフタをメインの具にした煮込み料理です。
カシミール地方は北方の寒い地域だからかバラモンでも肉食をするそうで、一般的なレシピだと山羊肉の団子を使う物が多いようですが、写真の団子はジャガイモがベース。カシューナッツベースの甘めのソースで野菜団子を煮込んであります。
クリーミーでお子様でも食べやすい料理です。
北部のカシミール地方の肉団子カレーです
カシミールはパキスタンとインドで帰属を巡って衝突しており、たまに日本でもきな臭いニュースで耳にするところですが、実際はダル湖という名の湖を中心に開けた風光明媚な地方で、リンゴ、杏などの果物が特産品とされています。
そのためかカシミール風と料理名の頭についている料理は、基本的にナッツ類と干した果物(たいていレーズン)が入る。
カレーの付け合わせのつもりで頼んだカシミール・ナンなど、ナンの上に松の実、カシューナッツ、レーズンなどを散らした物に蜂蜜がかけてあったりして(砂糖のこともある)、びっくりしました。
カレーをすくって食べるつもりだったからですけど。
北インドのカレーは大きく分けるとトマトベースのものとカシューナッツベースの物がありますが、こちらは後者です。
生姜などスパイスの香りは生かしつつもカシューナッツの甘みとコクが加わり、どろりとクリーミーな後味が強い。
寒いところだからこそのエネルギー源の取り方ともいえるかも。
ちなみに、コフタという肉団子はエジプトにもありますし、トルコはキョフテ、ペルシアはコフテなどといいます。
要するにコフタもイスラム系のムガル人がインドを征服した時に、ヒンドゥスタン、中央アジア、ペルシアの食材と料理法が合わさってできたムガル料理です。
そして、肉食しない人用に野菜団子も普及したということでしょう。
ムガル料理、パンジャブ料理と銘打ったレストランにはたいていあるので
興味があったら食べてみてください。日本のインド料理屋にもありますよ。
ブルースカイカフェ
カジュラホ メインロード(西の寺院群前)
世界遺産にもなっている寺院群が有名なカジュラホにあるレストラン。
西の寺院群の目の前にあり、寺院を眺めながら食事ができる。
この店のインド料理は全体にこってりとした味付けで、物によっては
ココナッツミルクが入っていたりして、他ではあまり食べたことがない味つけ。
(南インドでココナッツミルクは良くあるけど、北ではあまり見かけない。)
日本語を話す人(たぶんスタッフではなくガイド)がいるので、
一人旅の日本人が人恋しさに貯まる場所でもあるようです。
日本食もメニューにあります。
Phulwari Restaurant and Sami Cafe
住所:D. 37/33 (Near Bright Studio) Godowlia, Varanasi
電話:9795199687
バラナシのダシャシュワメードガート近くの交差点付近にある。
城の入り口みたいなショッピングモールの入り口を入った奥の
中庭にテーブルがしつらえてあり、外国人のたまり場。
注文してから全て手作りするので混雑する時間は
特に食事が出てくるのが遅いけど、美味しいです。
腹ぺこで行くとイライラするかも?待ち時間を考慮して行くべし。