紅焼hong shaoが醤油煮、日本豆腐riben doufuはなんだろう?と思ったら卵豆腐でした。
卵豆腐に片栗粉を薄くまぶして素揚げした後、数種類の野菜とともにさっと炒め煮にした料理で、柔らかくふるんとした卵豆腐に甘辛い醤油の味が適度にしみ込んで、大変美味しい。卵豆腐を冷たい状態で食べる我々日本人にはこういう発想がないです。
豆腐を崩さないように合わせるのに技がいりそうですが、自分でも作りたいと思った。マジうまいです。
卵豆腐って日本の豆腐なんだー。
日本に豆腐を伝えたのは中国ですが、卵豆腐は逆に日本から中国に
逆輸入された食材の様です。
スーパーに行くと、ソーセージのような細長いチューブの中に充填してあり、
それをスライスして火を通して食べることを前提としているようです。
「揚げ出し卵豆腐」にしてから砂糖醤油ベースの味をからめるので、
衣にしっかり味がしみ込んで、豆腐をかみしめた時のふわっとした食感と
たまごだしのほのかに甘味のある淡泊な味に甘辛い醤油味が絶妙に絡みます。
卵豆腐と冷蔵庫の残り野菜さえあればおかずが一品できあがります。
ご飯の上にのっけて食べれば丼にもなるし、簡単で栄養満点です。
玉子豆腐が冷蔵庫で少し古くなってしまった時などにも有効な調理法かと思います。
日本の卵豆腐は四角い形のことが一般的なので、
片栗粉を付けた後、フライパンでこんがり焼くだけでもできますね。
豆腐の淡泊な味が苦手な人やベジタリアンの方の食卓にもよさそうです。
簡単で美味しい家庭的な味ですよ。
天時家常菜館
長春の街の中心部近くにある家庭料理のお店。何を頼んでも味つけは薄目で炒め物の割にはサッパリしていて、高級中華レストランのこってり味に飽きた時にオススメです。
「家常菜」というのが日常的なおかずという意味なので、こういう看板を出しているお店を探すべし。
ちなみに日本豆腐を頼んだら「日本人が日本豆腐を頼むなんて・・・」
ってかんじに小姐にくすくすくすって笑われました。