インド

マトン・ビリヤニ mutton biryani [インド風混ぜご飯]

マトンビリヤニ インド風混ぜご飯
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インドの混ぜご飯。発祥は日本人がインドをイメージする時に出てくるメジャー観光地が生まれたムガル時代。インドにイスラム教が入ってきた時にこの料理が広まった。イスラム圏に行くとマトンとスパイスをふんだんに使ったピラウを食べる機会も多いので「なるほど」と納得。
ビリヤニは「肉や野菜の混ぜご飯」という意味で、マトンの他、肉ならチキンがポピュラーです。ベジタブルビリヤニは、ベジタリアン向けに後々に出来た物だと思われます。

マトン・ビリヤニマトン・ビリヤニ

インド風ねこまんま

列車の車内食のチキンビリヤニ列車の車内食のチキンビリヤニ

混ぜご飯といっても具とご飯を別々に調理して混ぜるのではなく、「重ね蒸し」という方法で下調理済のご飯と具を交互に重ねて炊き込む。
炊飯器の中で混ざっているということなんですね。
だから人によってインド風の炊き込みご飯といったり、混ぜご飯といったりすることのどれもが正しい気がする。

チキンビリヤニ弁当 列車内にてチキンビリヤニ弁当 列車内にて

ビリヤニはムガル帝国時代にペルシアから入ってきたプラオに香辛料などが入ってスパイシーに変化した物。
ペルシアは大麦や小麦が主食で米はとても貴重な物だったそう。
贅沢品だった米は主食ではなくメインディッシュとして扱われ、様々なものと組み合わせて炊かれました。これがプラオです。
そのプラオがムガル帝国で生まれ変わったのがビリヤニ。

チキンビリヤニ トマト風味チキンビリヤニ トマト風味

日本の家庭で作るカレーピラフのようなものを想像しますが、スパイスの香りも辛味もきつくなく、割とさっぱりした味わいです。
特にアーンドラプラデーシュ州の州都ハイデラハードの名物、ハイデラバードビリヤニはスパイスが少なめで口当たりがいいとか。
 
以前、グジャラートで食べた「ハイデラバードビリヤニ」はトマトがたっぷりの甘めのトマトビリヤニだった。
グジャラートの料理は甘いので、ビリヤニもグジャラーティー好み?

ピース・プラオ 豆の炊き込みご飯ピース・プラオ 豆の炊き込みご飯

香りの良いバスマティライスの味を上手に引き出した料理です。
インドでご飯が恋しくなったら試してみてください。
白いご飯で食べると日本の米と比べてしまって美味しさが半減しますが、ほどよく味が付いているため違和感が少ないです。
それでいて「米食べた」という満足感がある。
作り手、店によって味は千差万別なので、店によりますけど。

カイーズホテル kayees HOTEL

カイーズホテルカイーズホテル

Durbar Hall Road, Ernakulam, Cochin-682 016, Kerala tel: 484-235-4321
 
南インド ケララ州コチの地元民に人気のレストラン。
お客のほぼ全員がビリヤニを食べていて、昼過ぎに売りきれメニューも出るくらい人気。
 
南インドではレストランにホテルという名称が使われることが多く、このレストラン自体お金持ちの邸宅みたいな外観なので見つけにくいかも。
車や人の出入りが激しいのでよく見てみてください。