![蚵捲 hé juǎn [牡蠣巻]](https://w-foods.com/wp-content/uploads/2011/09/P1180308wp-800x300.jpg)
蚵捲 hé juǎn [牡蠣巻]
蚵éは牡蠣を指す中国語。牡蠣を豚挽肉、白韮、葱、芹菜、魚醤で作った餡と共に豚の網脂で包んで油でカラリと揚げたフライもの。餡を包むのにアミ脂を使っているので衣が分厚くならず、さっくりと軽い歯ごたえ。野菜や豚のお陰で牡蠣の生臭さもないため牡蠣が苦手な人でも美味しく食べられると思う。
子供たちがおやつ代わりに食べたりするようですが、ビールがあったら絶対に追加注文したくなる味。つまみにぴったりです。
こちらは台南の西の海岸沿いにある安平という街の名物小吃。
安平は17世紀にオランダが築いた城が残る観光地でもあり、
漁港の街としても栄えてきました。
牡蠣の養殖業も盛んで、町中では牡蠣を剥く加工業もよく見かけます。
この料理の考案者も元々は牡蠣の加工業が前身です。
安平では牡蠣は食べ物としてだけでなく、殻を建築材に使うなど、
人々の生活に牡蠣は欠かせない存在でした。
今でこそ牡蠣の殻の灰を建築材に使うことはなくなりましたが、
「安平蚵灰窯」は文化遺産として今でも残されています。
牡蠣を使った名物小吃の種類もたくさんあります。
牡蠣の味を存分に楽しみたいなら焼きガキや牡蠣フライがいいけど、
牡蠣巻は牡蠣が苦手な方でも「あれ?これなら食べられる」と意表を突かれるらしい。
くせが全くなく、さくりとした食感がやみつきになりますよ。
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