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土虱湯 tǔ shī tāng [ナマズの薬膳スープ]

土虱湯 tǔ shī tāng [ナマズの薬膳スープ]
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土虱tu shiがナマズ、湯tangはスープのこと。ナマズを当帰、クコなどの数種類の漢方材料とともに煮たものです。
冬の夜市に行くとこの料理を出す店何店もあったりして、その見た目のグロテスクさからは驚くほど人気が高い。
長時間じっくり煮込んであるため泥臭さは気になりませんが、肉質にぬめりが多く、肉も皮もふるふるとした触感が特徴で、好みは分かれるかもしれません。
コラーゲンを丸ごといただく。そんな感じの料理です。

土虱湯 ナマズスープ土虱湯 ナマズスープ

ナマズを食べる。日本でも食べないことはないけども。

土虱湯 ナマズスープとチリソース土虱湯 ナマズスープとチリソース

日本語でいうと「虱」はしらみです。
我々世代は学校で習う漢字ではなかったので気づかないものですが、年配の方は、この字をみると「うっ」と躊躇してしまう気がする。
 
当帰は体を温めたり、貧血などに効果があるため女性の体によく、さらにコラーゲンたっぷりのナマズとの組み合わせは美容にも◎。
滋養強壮、美容健康のための最強スープなんでしょかね。
 

ナマズの骨ナマズの骨

部位によってその触感も味わいも異なってくるため、お店では、頭の部分か、身の部分か、しっぽの部分かを選ばせてくれます。
頭はナマズの唇やら目玉やらコラーゲンの固まりみたいなもので、身の方を選べば、こってりととろけるようなナマズの身が楽しめます。
 
この料理、夏に台湾にきたときには見かけなかったように思います。
冬はこれらの体を温める系の暖かい食べ物が増えていました。

土虱湯 ナマズスープの屋台土虱湯 ナマズスープの屋台

ナマズは日本ではなかなか食べる機会がありませんので、チャレンジしてみるといいかも。味は賛否両論でした。
(ふるふるが好きな人と、スープは好きだけど・・・などと意見が割れた。)