![酥炸銀魚 sū zhá yín yú [白魚のフリッター]](https://w-foods.com/wp-content/uploads/2012/01/P1190131wp-800x300.jpg)
酥炸銀魚 sū zhá yín yú [白魚のフリッター]
酥炸suzhaはフリッターのような衣をつけて油でさくさくに揚げた調理法、銀魚yinyuは白魚を指す中国語。 小麦粉を卵と水で溶いた衣を白魚をまとわせ、ジャーーっと油で揚げたフリッターです。
さくっとした衣ととろりとした柔らかい白魚の身の食感のバランス、少し塩気のある衣と甘い魚の身のバランスが絶妙な味わいを見せ、恐らく一番シンプルに美味しく食べられる料理です。
きめ細かく脂の少ない上品な穴子を食べているようなそんな味。美味しいですよ。
日本では白魚といえば生の新鮮なところを刺身で食べるのが
一番、贅沢な食べ方でしょうか。
小さい魚なのにこれをにぎり寿司にしてしまうのだから恐れ入る。
その他は天ぷら(かき揚げ)などが代表的な調理法なのは、
やはり江戸時代に特によく江戸で食べられたからかなぁとも思う。
(昔は隅田川が綺麗で白魚漁が盛んだったそうな。)
台湾も日本と同じく、かき揚げのようにして食べたりするようですが、
やはり天ぷらとちがい、衣をふわりと仕上げるフリッターです。
その他の調理法は、ニンニクなどの香り野菜と一緒に炒めたり、
砂鍋を使って炊き込みご飯にすることもあるようです。
衣に薄目に味が付けられているため、そのまま食べても美味しいけど
出された味塩胡椒をつけるのもまたピリリとしたアクセントがよい。
ただし、別に味の素は入れなくてもいいのでは?とも思ったりも。
台湾でもやはり化学調味料はポピュラーなようです。
味の素おそるべし。日本人もこの味に慣れちゃってるけども。
しかし、台湾の海鮮料理屋は氷漬けの魚をそのまま店頭に出すのだから豪快です。
やっぱり白魚は生だと急速に劣化が進むんでしょうね。
絶妙な火加減で、揚げたてをさくっと戴きましょう。
どこに行っても外さない、シンプルイズベストな料理ですよ。
記事はいかがでしたか?
更新の励みになりますのでソーシャルボタンで共有していただけたら嬉しいです。m(_ _)m