タイ語で「ガイไก่」は鶏、「ヤーンย่าง」は大きめの食材をじっくり焼くことを言います。鶏の炭火焼き、つまり焼き鳥です。
日本の焼き鳥のたれ焼きに近く、香辛料、砂糖、ナムプラーなどが入った甘辛いたれを付けて炭火で焼きます。
元々はタイ東北地方(イサーン)の料理ですが、今やタイ国内全国で食べられない場所はない。屋台でもレストランでも定番メニューの一つで、シーフード料理店のメニューにもあるほどです。
炭火で焦げる醤油のかぐわしい香りにそそられます♪
タイで日本人が一番しっくりなじむ料理かも。
屋台では部位ごとに一口大に切った鶏肉を串焼きにして1本5~10バーツくらいで売っています。
また、ガイヤーンだけでなく、ムー(豚)・ヤーンを扱う店も多く、こってり脂が好きな人は豚がお好みかも。
タイの東北地方では、蒸した餅米カオニャオをよく食べますが、ガイヤーン屋台にも絶対にカオニャオを売っています。
甘辛く濃いめの味つけの鶏肉をぱくり。カオニャオをパクり。あ、鶏、あ、米・・・と止まらない組み合わせです。
ビニール袋でテイクアウトすれば簡単駅弁に早変わり。この組み合わせの弁当片手に列車に乗り込むのも定番中の定番です。
ところで、ガイヤンは日本のタイ料理レストランで食べると今ひとつ。
味付けっていうよりも鶏肉がまずいんですねぇ・・・。残念なことに。
タイだと屋台でもぷりぷりの地鶏が食べられるってことだなぁ。
ガイヤーンの作り方
鶏もも肉 2枚
ニンニクのみじん切り 2かけ
パクチーの根のみじん切り 4株
醤油 大さじ2
砂糖 大さじ2
胡椒 小さじ1/2
塩 少々
- ニンニク、パクチーをすり鉢で細かくすり、他の調味料を入れてあわせておく。
- 鶏肉はお好みの大きさに切る(1/2や1/4くらい)。
- 2を1に30分以上つけ込んで寝かせる。
- 3を焼き網、オーブンなどで火が通るまでじっくり焼く。
※鶏肉を大きめのままで使う場合、味がしみるように切れ目を入れるとよい。
※調味料の量はお好みで調整してください。砂糖は黒砂糖を使うと味わいがよいです。