ケーン(ゲーン)はタイのハーブやスパイスを使ったスープ煮込み。スパイスやハーブを使い、クルアン・ケーンと呼ばれるカレーペーストを作り、これをベースにした汁物です。
ケーンแกง・キアオเขียว(緑)・ワーンหวาน(甘い)は、緑色の唐辛子で辛みと色味が付けられ、ココナッツミルクの甘さとまろやかさが加わった外国人にも食べやすい料理。
ココナッツミルクの独特の味わいさえクリアすれば、その味わいがやみつきになります。
グリーンカレー。最近は日本でも身近ですね。
タイの煮込み料理にはココナッツミルクが入っている印象がありますが、必ずしもそうではありません。
辛い物が苦手な外国人向けにココナッツミルクを多用したことから煮込みにはなんでも入っている印象を持ってしまったといえます。
レストランではココナッツミルク入りでマイルドな仕上がりが多い。
また、バンコクを中心にした中部タイ地方では他地方よりも、ココナッツミルクを使いはじめたのが早かったようです。
グリーンカレーには、青唐辛子やバイマックルー(こぶみかんの葉)、レモングラスなどのハーブ類によって緑色に色づけされ、これにココナツミルクが入り、クリーミーな黄緑色のスープになります。
食べ易いため、日本人には最も人気が高いカレーです。
ゲーン ルアン(イエローカレー)は、ターメリックが入り黄色になります。
日本人のイメージするカレーに最も近いのがこれですが、激辛の場合が多く、やっぱりレストランで出るココナッツミルク入りに逃げたくなります。
ケーンは、スパイスやココナッツミルクの配合が千差万別なので、自分好みの味つけをいろいろ探したいところです。
グリーンカレーの作り方
エビ 8尾
茄子 2本
ココナッツミルク 400cc
砂糖 大さじ1
ナムプラー 大さじ2
油 大さじ2
グリーンカレーペースト 大さじ2
こぶミカンの葉 2枚
- 茄子を一口大に切り、水にさらした後、水気を切る。
- エビの殻を剥いて背わたをとる。
- 鍋に油を入れてカレーペーストを炒め、ココナッツミルクの沈殿物を入れてさらに炒める。
- 3にエビ、茄子いれて、残りのココナッツミルクを加える。
水分が少ないと感じたら水を加えて調整する。 - コブミカンの葉を加えて、火が通るまで煮込み、砂糖とナムプラーで味を調える。