カノムขนมはお菓子、ピンผิงは焼くというタイ語。直訳すると焼き菓子です。
タピオカ粉に卵、砂糖、ココナッツミルクを練り込んだ生地を小さく丸めて焼いたお菓子で、西洋のクッキーと違い、焦げ目がなく、白っぽい色なのが特徴です。
見た目は子供のお菓子卵ぼうろにそっくりですが、一つ口に入れると鼻から強烈な香りがツーンと抜けていきます。
確実に好き嫌いは分かれますが、お土産に買うのもアリ。
独特の香りがするタイのお菓子。
このお菓子は初めて食べた時は、香りの強烈さにびっくりします。ココナッツミルクも独特の香りがしますが、それ以上です。
というのも、焼き上がりにティアンオップと呼ばれる香り付け専用のろうそくを使って、クッキーに香りを燻しつけるのです。
ろうそくはコブミカンやハチミツ、ハーブなどからできていて、焼き上がったクッキーが入った鍋に火を付けたろうそくを入れて蓋をして燻すのだそうです。
この行程が入ることで、クッキーが独特の香りを放つようになります。
また、食べた後は、舌の上でざらざらと粉っぽく残る感じがあります。
西洋菓子の様にバターなどの油分があまり入らないので、舌触りがすこしざらりと残るようです。
落雁とか、もろこしみたいに粉っぽい食感が残るのです。
日本のぼうろはポルトガル菓子が由来ですが、
タイでもアユタヤー時代に様々なポルトガル菓子が入ってきたので、
これらもその時代にタイで定着していったのかもしれません。
好き嫌いは別れると思いますが、一度買って食べてみてください。
形としては土産に最適だけど、貰った人が喜ぶかは微妙です。香りに驚くと思う。
でも香りに慣れるとなんだかやみつきになる味です。口の中でほろりととろけて。
バン・カノム・ヌンタワン BAN KANOM NUNTAWAN
607 Moo 5 Petchkasem Rd., Baanmor, Muang,ペッチャブリー
ペッチャブリー名物のスイーツのカノム・モーゲンが評判のお店。
ラマ4世の別荘地カオ・ワンの西側の国道沿いにある。
歩道橋もなく車が疾走する国道を渡らなければならないため、足腰に自信がない方や子連れの方は、町中からモトサイやソンテウをチャーターして来たほうがよいです。
お店の一押しのカノムモーゲンは、緑のお椀マーク付き。
また、それ以外にもお土産になる様な焼き菓子など、いろいろなお菓子が売られています。
日本に持ち帰るのが大変な場合は、併設のカフェでお茶していく手もあります。