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見たまんま。肉まんでございます。bánh=お菓子、 bao=包装、袋、 thịt=肉ということから、肉を包んだおやつ。baoは中国語の包(パオ)から来た言葉のかなぁと想像します。
ベトナム風の肉まんにはゆで卵が入っているのが特徴的。ウズラの卵なら1個。アヒルの卵なら1/2個入っているのが普通です。
おやつは待っていると向こうからやってきます。
バスがちょっと休憩すれば、ほら。売り子さんがふら~っとくるのだ。
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卵が真ん中にはいった肉まん。
ところで、ベトナム南部は料理全体が甘めの味付けです。
北部は地理的な条件などからその昔調味料があまり手に入らず、質素な味付けが定着していったそうですが、対する南部はとにかく甘辛い味が大好き。
この肉まん、一口食べたら甘くてびっくりした。豚肉ってただでさえ脂身が多くて甘めに仕上がるのに、砂糖かなぁ。これ。ココナッツジュースとか使ってたりして。
以前、ラオスでベトナム人のおばちゃんから買ったバインバオはあっさりテイストだったので、彼女は北部のひとだったのかなぁと、味付け一つでおばちゃんの生活背景を想像してみたりして、旅でこういう気づきがあると結構楽しいものです。
自転車の後ろにくくりつけた簡易的な蒸し器に時々炭をくべながら通りがかるバスを待つバインバオ売りのおじさんでした。
私の小腹を充分満たしてくれたのでありました。
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