マサラmasalaといえば香辛料の総称です。鶏肉をトマトベースのスパイス煮にした料理で、いわゆるチキン・カレーです。カレーペーストは炒めた玉葱、トマトをベースにしており、比較的スパイシーな仕上がり。具は鶏肉がごろんと入っているだけ。
北インドのパンジャーブ地方のノンベジタリアンの定番料理です。マトンを使うモノもありますが、鶏肉の方がやっぱり一般的な気がします。
日本のインド料理屋はパンジャブ料理を出す店が多いので、日本でも食べられますよ。
オーソドックスなインドカレーかも。いわゆるチキンカレーです。
パンジャブ地方のカレーはざっくりわけるとカシューナッツベースと、トマトベースのマサラとにわけられます。
マサラカレーは玉葱、トマトと共にスパイスで味を調えたもので、玉葱の甘味、トマトの酸味と辛味が絶妙にマッチしています。
対するカシューナッツベースはナッツのペーストが入っているため、全体にマイルドな舌触りでこってりと濃厚な味です。
またインドの煮込み料理は日本のカレーのように具だくさんではなく、単品もしくはせいぜい2品くらいが一般的です。
野菜がごろごろと転がっている日本のカレーを食べ慣れていると、こっちが亜流のくせに物足りなく感じてしまうのだ。
ちなみにノンベジタリアンの人が食べるマサラカレーの場合、パニール(チーズ)や卵、チャナ豆などのカレーになります。
写真右のパニールバターマサラは炒めるのにバターを使っていて、さらにこってり濃厚な味。インドのカレーは基本炒め煮なので油は多めです。
ヘルシーなようでそうでもないかな~という印象です。
ちなみにベースの玉葱をたっくさん使ったものは「ドゥ・ピアザ」という言葉がつきます。
より玉葱の甘味が濃厚で野菜をタップリ食べている感じがしますよ。お好みでどうぞ。