碳烤tankaoが炭火焼き、排paiがスペアリブ肉のこと。羊は羊または山羊のこと。(区別しないそう。)
山羊の骨付きのスペアリブ肉に醤油、砂糖、ごま油などのタレに漬け込んだ後に炭火でじっくりと焼いたもの。噛みつくと皮がぶみっと弾力を返すのに肉は骨からするりと離れるほど柔らか。炙られた皮の表面の香ばしい香りも食欲をそそる。
山羊肉特有の独特の風味がありますが、漬け込んだタレになじんでいて、むしろ非常に味わい深い。ご飯がとっても進みます。
山羊のスペアリブを食べるのは初めて!
こちらは高雄の岡山鎮の羊肉専門店で頂いた物。
岡山は羊(山羊)、辣豆瓣醤、蜂蜜が三大名物としています。
台湾で肉用羊の飼育には睡眠小屋を設けたり、環境に気を遣うそうです。
飼料もビタミンなどを加え栄養満点の飼料に、さらにトウモロコシ等の穀物と合わせたものを食べさせることで臭みが消えおいしくなるとか。
羊や山羊は臭いものだと思いこんでいただけにそのうまさは格別でした。
なによりしっかりと肉の味がして、うまみが口いっぱいに広がります。
スペアリブは適度に脂がのっているのもわかりやすいうまさですよね。
ちなみに台湾も日本と同じでオーストラリア産などの安い輸入肉が幅をきかせており、
国産の羊はなかなか食べられません。
もし、そのようなお店が見つかったらラッキーです。
岡山だったらまず確実に台湾産羊(山羊)を食べられることでしょう。
骨の周りの肉は特にうまみが凝縮しているので食べ応えがありますよ。
内臓なども余すところなく食べられますので、いろいろ挑戦してみてください。
源坐羊肉
高雄県岡山鎮寿華路1号 tel: 07-621-1036
台鉄岡山駅から徒歩15分くらいの場所にあるのお店。
初代店主は羊肉屋の娘だったため、羊肉の料理を熟知しており、お店を開いてしまったそう。
現在は40年続く台湾では老舗にはいるお店。(岡山にはもっと古い羊屋もある。)
地元岡山産の羊しか使わないと言うこだわりのお店で、鍋がうまい、肝が美味い、腸の酢の物がうまいと大喜びで食べていたら、お店が最も自慢にしている里肌肉(それも一番素材の味がわかりやすい白肉片)を
サービスで戴いてしまった。ひえ~、こんな美味い羊があったとは。
何食べても美味いけど、人数が多いといろんな種類が楽しめていいですよ!
台鉄岡山駅構内に岡山区の周辺マップが掲示してありますので、
そちらを参考にお店を訪ねてみるといいですよ。町中羊屋だらけです。