ユカはキャッサバ芋。別名マニオクともいい、そのでんぷんはタピオカの材料にも使われる。
モホはキューバ料理には欠かせないサワーニンニクソース。オレガノ、クミンなどのスパイスと塩、レモンやオレンジ、酢などの酸味のある液体を入れて熱したところに大量のつぶしニンニクを加えて作る。
この料理は茹でた芋にモホソースをかけたシンプルな皿で、ユカだけでなくジャガイモのこともある。
キューバの家庭の副菜の定番です。
ゆでたお芋。シンプルに頂く。
ユカはキューバ島の先住民が栽培して主食にしていた食材。
サトウキビ生産のために連れてこられたアフリカ人が持ち込んだという説もあるが、とにかくかつては主食として食べており、スペイン植民地時代に米が導入されると、米に主役を奪われた。
現在では芋類は付け合せ料理になっています。
「米があるのに芋なんて・・・」という扱いは我が国の米の位置づけに似ている。
ほこほこっとしたジャガイモに比べると少しねっとりとした歯触りですが、
熱で固まったでんぷん質の食感がいかにも「芋」っていう感じの味で、
自らを特別に主張することもなく、サッパリとどんな料理にも合いそう。
味の濃い肉料理の付け合せとしては脇役にうってつけです。
実はこのユカはフライにするととっても食べ応えがあって美味です。
東南アジアなどではタピオカチップスは屋台でもスーパーでも人気の商品。
ただ、カリカリに揚げるのが少々時間がかかってめんどくさいのかも。
日本ではユカは粉末やタピオカに加工された物ばかり出回っていますが、
生は手に入らずともフライ用の冷凍ユカを扱っているお店がありました。
高カロリーだけど、私は絶対に揚げてちょっと塩をふったユカがオススメです。
ジャガイモで作ったポテトフライよりも好きですね~。ガリガリと食べ応えあって。