グァラチェスguaracheはメキシコの革のサンダルの一種のこと。幅40cm長さ20cmほどの楕円形をした黒いトルティージャを油で揚げたおせんべいで、その形がサンダルの様な形をしているからこの名前がついたと思われます。
日本でよくある楕円形のエビせんべいと米せんべいの間くらいの歯ごたえで、とても食べ応えがあります。
この揚げトルティージャに黒豆ペーストを塗り、さらにソースやチーズでトッピング。
一つ食べたらおなかいっぱいで、おやつというより軽食ですね。
こんなの屋台で売ってたらうれしいなぁ。
グァラチェスは黒いものと白い物の2種類あります。
日本では滅多にお目にかかりませんが、トウモロコシの実の色が黒い物があり、その黒いトウモロコシを使うと写真の様な真っ黒いせんべいになります。
普通の黄色い粒のトウモロコシを使ったせんべいは肌色です。
家庭では、グァラチェスを揚げるところから始めますが、屋台ではせんべい状になったグァラチェスを持ち込んでいました。
市場に行くと屋台で売るためのスナック専門の問屋さんがあるので、このグァラチェスも市場で仕入れていると思われます。
せんべいには表面に黒豆のペースト(フリホレス)をまんべんなく塗り、野菜、ソース(チリやトマト)、チーズを山盛りにふりかけたら完成!
トスターダスによく似ていますが、大きさがとにかくでかい!
せんべいだけでもかなりの量ですが、具が山盛りなので、トウモロコシ、豆、野菜、チーズ、トマトソースと、食事一食分くらいの品目とカロリーを摂取できます。
これは屋台なので簡単ですが、家庭では鶏肉も加わることもある。
せんべい一枚が大人の顔の2倍くらいの面積があり、おまけにタップリの具が載っかっています。
おやつに食べるなら友達と半分こ。一人で食べるなら昼ご飯代わりにどうぞ。
せんべいが揚げせんべいでなければわりとヘルシーなんですけどね~。