ポソーレpozoleとは豚の頭などでとっただしにカカワツィントゥルと呼ばれる大粒のホワイトコーンや肉などを煮込んで作ったメキシコの家庭料理の一つ。味付けは塩味で素朴な味で、お店によってはスープの色を白か赤を選ぶことができます。
赤いほうのポソーレ・ロホはチレ・グアヒーヨという赤唐辛子が入っていますが、辛さはマイルドで適度にコクがあります。
たっぷり野菜もとれるので、野菜不足になりがちなメキシコの旅では重宝しますよ。
でっかいトウモロコシの入ったスープ。
この料理はメキシコの第二の都市グアダラハラがあるハリスコ州の郷土料理としても知られています。
日本ではコーンスープはコーンをつぶしたものが多いのですが、カカワツィントゥルという大粒コーンがごろごろはいっていて、食感がサクサク。歯ごたえがいいです。
そしてスープに添えられてくる大量の野菜は、これまたスープの具。
タマネギ、レタス、赤カブなどを投入し、お好みでライムを搾って食べます。
お店によってはアボカドやチーズも入っていたりするので、これ一杯でほかの料理は食べなくても平気なくらいボリューム満点です。
野菜いっぱいでおなかもいっぱいになるという大変ありがたい料理ですが、
スープの中に生野菜をいれていくので、スープがぬるくなるのが難。
特に私が食べたお店は最初からスープが熱々ではなかったため、
(メキシコではこういうことがままあった。)
もともとぬるい料理がさらに冷めるという悪循環が起こりました。
おいしいお店では超絶的にうまいらしいので、評判を調べてから注文してください。
私は単に運が悪かっただけです。同じお店のほかの料理はおいしかったので。