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炒螺肉 chǎoluóròu [カタツムリの炒め物]

炒螺肉 カタツムリの炒め物
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螺肉luóròuとはカタツムリの身、炒chaoは読んで字のごとく炒め物のことです。
食用に養殖されたアフリカマイマイを砂糖醤油で炒めた物で、仕上げに九層塔を加えて爽やかな香りをプラスします。
見た目も食感も貝を食べてるようで(ある意味貝とも言えますが)、とても弾力があってかみ応えがあります。
日本では食べられない食材なので、台湾で見つけたら食べてみてください。

炒螺肉 カタツムリアップ炒螺肉 カタツムリアップ

台湾でカタツムリ?食べられるの??

炒螺肉炒螺肉

アフリカマイマイはアフリカが原産の野生のカタツムリで、かつて食用として研究するために世界中に広がりました。
台湾には日本統治時代に旧台湾帝国大学の教授により持ち込まれ、以来、食材として使われるようになりました。
 
アフリカマイマイは広東住血線虫という寄生虫の宿主で野生化した物を素手で触ると感染する恐れがあります。
現在、熱炒などで食べることができるカタツムリは養殖された物か、輸入のエスカルゴだったりするようです。
 

螺肉カタツムリ 調理前螺肉カタツムリ 調理前

ちなみに日本には台湾に持ち込まれたものを起源として、沖縄に持ち込まれ、野生化した個体が繁殖して広がり、その繁殖力の強さから生態系を崩すことで社会問題化しています。
 
沖縄で厳重に管理されて繁殖されていたのに戦後の混乱で野生化して、沖縄本島、奄美、鹿児島県まで広がっているようです。
害獣だったら食べちゃえばいいんだけど、触ると危険となると一般人には手出ししずらく、悩ましいところです。
 
ともあれ台湾では普通にスーパーでも売っているそうなので、見かけたら食べてみてください。味は貝ですよ。貝。
 

東山海産

東山海産 外観
住所:屏東市自由路170號全聯旁
営業時間:11:00~14:00 17:00~21:00
 
屏東の夜市が出る通りにある店舗式の熱炒。海鮮料理が売り。
屏東はガイドブック等にページ数があまりさかれませんが、
人が集まっているお店に入ればまあ間違いないです。