酸梅suanmeiは梅のピクルス。中国の梅干しの様な物。湯tangはスープやお湯を指します。烏梅と呼ばれる梅の薫製とサンザシ、ハイビスカス、陳皮、甘草などの漢方材料を煮出して作った漢方ハーブティーの様な物で、甘酸っぱく、滋養強壮効果に優れています。
ところが暑い台湾。これをそのまま飲むのではなく砂糖をたっぷり入れてキンキンに冷やしたものが淡水名物として大ヒット。炎天下に歩き回った後に飲めばそりゃーうまいだろうけど、さ、砂糖入れすぎじゃない?
すっぱ甘くて夏の滋養強壮によさげなジュース
酸梅湯は中国大陸でもペットボトル入り飲料があったりと、健康飲料として割と親しまれている飲み物です。
鮮やかな赤をしているものから茶色っぽい物まで様々で、入っている材料の配合の違いで変わってきます。
日本では梅干しが酸味があるので酸味は梅と思うところ。でもこのお茶に入っている梅は薫製なので真っ黒です。酸味と赤い色はどちらかというとハイビスカスの効果なのかなと思われます。
台湾では淡水で阿媽的酸梅湯というお店の酸梅湯が有名です。
この店のヒットで類似店が沢山ありますが、うまいかどうかは好みが分かれる。
とにかくびっくりするくらい甘いのです。砂糖どんだけ入ってるの?!
なんていうか、カルピスを薄めずにそのまま飲んだくらいの濃さなんですよ。
確かに蒸し暑い台湾を歩き回った後に水分、糖分を吸収するのによい。
だけど、2倍に薄めたくらいがちょうど良いです。濃すぎるって!
スポーツの後に飲んだりするのはものすごくうまいかもしれません。
店によっては濃さを調節した物が売られているので、お好みでどうぞ。
私は、砂糖なしで充分です。
台湾ではスーパーに酸梅湯の材料セットも売っているので、
自分土産に買って帰って、おうちで飲むのも楽しいかも。