紅豆hong douがあずき、花生hua shengが落花生、湯tangがスープという意味の中国語。芋圓yu yuanは芋団子です。水分が多めの小豆汁粉と落花生汁粉を合わせたものに芋団子を浮かべたおやつで、冬になると台湾の街角に現れ始めます。
小豆、緑豆、落花生などの数種類の汁粉の中から好みの物をチョイスし、好みの具をトッピング。このように2種類の汁粉をミックスする場合もあります。
実は結構寒くなる台湾の冬に嬉しいあったかスイーツです。
台湾風のお汁粉
台湾では冬至に湯圓と呼ばれるあん入りの白玉を食べます。
円いお団子が、一家団欒円満の象徴なのだそうです。
小豆やごま餡が入った白玉団子をスープに浮かべて食べるのです。
私はこの紅豆湯に芋団子を入れましたが、あん入り白玉(湯圓)を
選ぶこともできます。別に冬至の日だけでなくとも食べられます。
屋台の場合スペースに限りがあるので具の数には限りがありますが、専門の店舗となるとスープも具も種類が大変に豊富です。
このお店は小豆、花生の他、鳩麦、木耳、焼仙草があります。
キクラゲなどジュースもあるくらいで、スイーツという感覚がない我々にはびっくりしますけども。焼仙草というのは薬草の一種です。
おやつも温かくて体に良いものが好きな華人ならではですね。
台湾というと日本よりずっと南にあるので年中温かく、フルーツやかき氷がおやつの定番!と思いがちですが(私だけか?)、冬は意外と寒く、かき氷なんて食べてられません。
結構実利的というか、見た目地味なおやつにとって変わります。
日本のお汁粉に比べると水分が多くて軽いので
わりと食後のデザートにたべても軽くイケマスよ。
左は台北近郊の観光地九イ分の阿柑姨芋圓の芋圓です。
他にも似たようなお店がありますが、宿の人にはここを勧められました。
このお店ではホットとアイスの二種類があり、アイスというのは、かき氷の上に同じ具をかけて頂く物です。
お店の人としてはかき氷のおすすめのようですが、冬はやっぱり温かい方を選ぶ人が圧倒的に多かったです。
ちなみに私は湯圓の場合、生姜汁に浮かべたものが好きです。
香港やタイ(ブラローイ・ナムキン)でよく食べてましたが、
やっぱり中国南部の華僑が広めた物なんでしょうねぇ。
冬至に湯圓を食べるのは中国南部の人たちの風習のようです。
北部は餃子。餃子を食べるのは春節だけではないのであった。